地下室で50坪を150%活用、規格住宅でかなえた等身大の家

 早川さん家族が家づくりを決意したきっかけは、ドライブがてらのぞいたミツヤジーホームの見学会。気温30度超の真夏にも関わらずエアコンなしで涼しい地下室に感激し、「こんな家に住みたい!」と即決した。

 「安江社長に予算の不安を打ち明けたら、資金計画セミナーに招いてくれたんです。おかげで予算のめどが立ちました」。とはいえ、注文住宅は予算的に少々厳しい。そこで安江さんが提案したのが、地下室付き規格住宅「cave(カーヴ)」。33坪で1980万円からとコストが抑えめなのも安心だ。安さの理由は、間取りと仕様が決まっているので打ち合わせの回数が大幅カットされるため。地下が1階の基礎部分と同面積の「総地下プラン」だから、狭小敷地でも縦方向に空間を広く確保できる。

 間取りや仕様の部分変更も可能で、早川邸はLDKを吹き抜けに変更して開放的な空間をつくった。そのため2階は1室減ったが、「その分、地下に部屋をつくって私たち夫婦のスペースを確保しました」と奥さま。将来リフォームで変えられる壁紙やフローリングはローコストに抑え、間仕切り壁はなくしてコストダウン。一方でキッチンは奥さまお気に入りのモデルにグレードを上げ、洗面台は造作、LDKの一部をアクセントウォールにするなどこだわる部分には予算を投じてバランスを調整。満足いく等身大の住まいを完成させた。

竣工/2017年7月
構造・工法/2×4工法(一部RC)
延床面積/109.29㎡(33.06坪)
B1F/39.74㎡(12.02坪)
1F/39.74㎡(12.02坪)
2F/29.81㎡(9.01坪)